自然と唾液が分泌されるようになって

歯医者さんでの治療中、「自分は唾液が出過ぎなのではないか?」と思ったことはありませんか?人の体の反応として、口の中に物が入ると、自然と唾液が分泌されるようになっていますが、「歯医者さんにいくと、口から溢れるほどに唾液が出る…」とひそかに悩んでいる人も多いようです。実はそれは唾液ではなく、切削器具の先端から噴出する、大量の水道水です。

歯医者で歯を削る時は、歯の削りカスや出血などで、削る部分が見えづらくなります。しかし、患部が見えづらいと、誤って削りすぎてしまう、ということも予想されます。そこで、ほとんどの切削機の先端には、すごい勢いで水を噴出させて患部を洗い流す機能がついています。この機能については、歯医者の先生がご自身で、水あり、水なしを選ぶことができます。水はかなりの量が出ますので、バキューム(唾液吸引器)で吸い取らなくてはなりません。それでも、患者さんは上を向いているので、喉の奥に溜まる水だけは吸引できません。遠慮せず、苦しければ右手を挙げてうがいをさせてもらいましょう。

単に歯の表面の研磨の際は、削りカスはほとんど出ませんので、たいてい水の出ない器械を使用します。

歯科助手さんがバキュームに不慣れなために、口の中に水が溜まってくるケースもあります。バキュームの先端は、斜めにカットされたゴムでできており、自在に向きを回転させられるようになっています。口の中というのは、意外と凸凹しているので、そのカットされたゴムの先端を回転させつつ、上手に水を吸い取らなくてはなりません。でも、完璧に水を吸い取るということは不可能に近いので、どうしても多少は水が口に溜まってしまいます。「あの口に溜まった水は、飲みこんでもいいの?」と尋ねる患者さんもいらっしゃいますが、普通に綺麗な水道水ですので、飲みこんでも差し支えはありません。大きな破片などがなければ大丈夫です。ただ、血が混じっていたりすると気持ち悪くて飲みこめないと思いますので、その場合は遠慮せず、手を挙げましょう。歯医者さんサイドは、患者さんが思うほど、手を挙げられることを気にしていません。気を遣って我慢していると苦しいばかりです。

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